サーバ(Server)とは

 

サーバ(Server)という英語は、「提供者」、「給仕人」という意味になります。わかりやすく言えば「提供する」といった意味です。

 

例えば、生ビールのサーバを想像してみてください。ビールを提供してくれています。ウェブのサーバもこれと同じで、コンピュータ関連用語においては、サーバは情報やサービスを一元管理して、提供(送信)する機能を持ったコンピュータのことで、ソフトウェアまで含まれます。

 

より単純に考えれば、サーバは「データの貯蔵庫」と言う感じになります。ただ貯蔵するのではなく、ユーザーの要求に応じて必要な情報やサービスを提供してくれます。その情報やサービスを要求するのが「クライアント」です。

 

個人用のサーバというのもあります。基本的にサーバは企業が有料でレンタルしているものが多いのですが、サーバ専用マシンとして自宅で使えるものも販売されています。

 

実はインターネットを使わずに、メイン以外のパソコンさえあれば、それをサーバにすることができるのです。なぜなら、提供するサービスの種類が限定されていれば、サーバにはそれほど大した性能は必要とされないからです。従って、自宅でメインで使わなくなった古い機種でも、サーバとして活用できることがあるわけです。

 

しかし、それではかなり利用範囲が限定されてしまうのです。そこで「クラウド」の登場となります。何しろいろいろなアプリケーションソフトがネットの先では用意されています。もちろん、問題なく作業できますし、作成したデータもインターネット上に保存すれば、パソコン本体の負担が大幅に減少します。

 

このように、パソコン内に全てを持つのを止めて、それをそのままインターネット先でのサービスに委ねてしまうわけです。